3年前、夢を目指して漢院を開業するまでに、理想、現実、経営と格闘してた数多くの物語繰り広げられました。
この建物との出会いは2004年夏、上海卢湾区政府系大学の付属印刷工場が、政府の政策により閉鎖され、跡地の活用方法の相談を受けたことでした。
最初にその物件を見たとき、1階の印刷場兼倉庫は、インク油とカビの匂いが鼻につきます。2階も古く汚い場所で、庭はプレハブと物置場になっていました。
現状のままではとても使用できず、かといって改築にもそうとうな金額がかかります。
この建物の由来を調べて見ると、何と国民党時代に中国銀行董事長を務めた宋漢章の住んでいた邸宅でした。彼は1916年、上海金融危機の際に、見事な手腕で上海の金融危機の回避した人。またその邸宅の周りには、周恩来など中国の歴史を作ってきた人々の住居の面影が依然と残っていました。
物件は教育局が所有しているので、教育や文化活動に限定されます。
私は、上海に滞在中の外国人ビジネスマンなど、仕事が忙しく勉強する時間が持てず、そんな忙しい方にもくつろぎながら、勉強できる環境を作ろう!というのが私の決断でした。最終的に完成したものが「漢院」です。
2006年5月浦東で分校も開校し、今日まで漢院の2つの学校で約300人の学生さんにご利用をいただきました。漢院で勉強した学生さんがみな笑顔になり、この老房子と浦東の新しい場所で交流を重ね、海外駐在の方々にとって、上海は第二の故郷となったのです。 |